Episode 1. じゅんこ、人生初、ガチのムスリムの国に住む
Bonjour！じゅんこです。
この度、じゅんこのつぶやきシリーズを月一くらいで、ゆるっと始めることになりました～
パチパチパチ～👏
今まで太一郎さんと対談や、キャリアに関しての記事投稿などでご縁のあったナスタミ。いつまで連載できるかわかりませんが、日々感じること、今までを振り返って思うことなどなど、お題は特定せずにみなさんの興味の湧くようなまた楽しく読んでいただけるようなコラムになれば良いなとフワフワと妄想中です。
もしかすると、今までの記事の中で話したことが再び登場するかもしれませんが、それもご愛嬌と言うことで…笑
記念すべき第一回目は、「じゅんこ、人生初、ガチのムスリムの国に住む」です！
ムスリムというのはイスラム教、イスラム教徒の方のことを指しますが、みなさんはイスラム教に対してどんなイメージを持っていますかね。
私自身、ネガティブなイメージの方が強いかな…というのが正直な感想です😅
信仰・宗教って、例えばキリスト教の中でもいろんな宗派や考え方の人がいるけれど、イスラム教はその宗派同士の争いが激しいイメージ…。世界で起こっている紛争も宗教に関連しているものを多いですよね。
イスラム教に関して言うと、タリバンやイスラム国といった過激派の活動が報道の対象になりやすく、よって、「イスラム教って怖い」って思っている人も多いのではないかと(勝手に)推測します。
加えてお祈りを一日5回している、アルコールが飲めない、豚肉食べられない、など嗜好への制限もあって、規則が嫌いで酒好きの私からすると多すぎやろ！とツッコみたくなる笑
私は今まで数か国で仕事をしてきましたが、今いるパキスタンほどがっつりムスリム国家には行ったことがなく、今でもなかなかなじめていない気がしています笑
最初、特に驚いたのは、男性と女性の距離や区別。空港のセキュリティチェックが男性用ゾーン、女性用ゾーンと分かれていたり、街中でもお店の会計待ちの列が、こちらが男性用の列、隣が女性用の列、と分かれていたりします。
挨拶をするときも、男性同士、女性同士は握手をしたり、ハグをしたりとお互いに触れ合う場面が見られますが、男性と女性が接触することは基本なく、よって握手することさえもほぼあり得ません(お辞儀をしていますw)。
ハグ文化が好きな私にとっては驚き桃の木山椒の木！状態でしたが、いたしかたなし…。
また、特に女性はルールが多め。
女性は肌を見せない、体のラインを見せない、髪を見せないことはムスリム圏に行く際には知っておくべきことかもしれません。他の文化も受け入れられやすい大都市部では、そのルールも薄まっていますが、都市部であってもモスクや文化関連の施設に入るときは守るべき。
パキスタンでは、シャルワール・カミーズという、長袖、長ズボンで、体の線が出にくい伝統的な服を着ている人が今でも多くいます。ショールなどで頭部を覆うことも忘れずに。
日本でも、地方に行けば行くほどコンサバな傾向が強くなることはなんとなく想像できると思うのですが、パキスタンでも地方に行くと、やはり全身真っ黒のお洋服を纏っていて目しか見えない、目さえも見えない、という服装の女性の割合が多くなります。
こういったところでは、女性は男性と一緒じゃないと外出できなかったり、女性が意思決定をする・できる機会が少なかったりします。
これは保健・医療アクセスの課題にも直結していて、要するに妊婦健診に来る必要性を女性が理解していたとしても、男性が理解できていなかったり、一緒に来てくれる時間が取れなかったりすると、女性は健診に来ることができません。
ベビーへのワクチンも、女性だけだと意思決定ができず、男性がOKと言わないと接種できないという状況もあるらしい。
このような女性への制限(と呼ぶのが適切かわかりませんが)は女性を大切にするというムスリムの教えからきているそうですが、まったく縁もゆかりもない私からすると、いろいろと制約があって大変だなあ、と思ってしまいます。
これまでお伝えしたように文化や慣習ってその人の保健行動にとても大きな影響を与えます。どういう状況を「病気」と考えているのか、「健康」と考えているのか。
何がその人の突き動かすのか。神なのか、自分の知識なのか、他人の助言なのか。
なんか調子が悪いな～と思ったとき、その解決策を求めにどこに行くのか。近代医療を求めるのか、整体・整骨院に行くのか、タイ式マッサージを予約するのか、神に祈るのか。
今回はイスラム教について少しお話しましたが、世界の宗教・信仰についてあまり知らないな～という人は、ぜひ今後の世界での活躍の素地づくりの一歩として、ムスリムの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか！？
